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EndNoteとは
EndNoteは文献情報をデータベース化して,パソコン上で様々な用途に簡単に再利用するためのソフトウェアです.利用するには,ソフトウェアを購入する必要があります. EndNoteでできること
1. 文献データベースの作成
著者,論文タイトル,掲載誌,発行年などの情報をデータベース化して蓄積し,情報が必要なときに利用できます.また,データの検索,編集,並べ替え,印刷などができます.
2. 文献目録の作成
投稿論文執筆時の引用文献目録作成などをサポートします.EndNoteを用いて引用を原稿に挿入し,投稿規定にあわせて引用文献目録を自動作成できます.
3. オンラインでの文献情報の取り込み
Web of Science,SciFinder Scholar,PubMedなどで検索した結果をパソコンに保存して,文献データベースとして利用できます. ソフトウェアのインストール
必要なハードウェア
| DOS/V: |
Windows ME,2000,XP, HD空容量:50MB以上,RAM容量:16MB以上 |
| Macintosh: |
Mac OS X,PowerMacG3 333MHz以上, HD空容量:62MB以上,RAM容量:6MB以上 (Mac OS 8.6~9.2.2はEndNote7 のサポート対象外です.この場合,EndNote7 Mac版の製品に同梱されるEndNote5が利用できます.) |
オンライン検索を行うにはインターネット接続環境も必要となります.
現在はCD-ROM版での提供ですが,近々オンライン版がリリースされる予定です.
トライアル版の利用
トライアル版をISI Research Soft社のホームページ(http://www.isiresearchsoft.com/)よりダウンロードできます.トライアル版はインストール後30日間,製品版と同様に利用可能です.30日以上経過した場合は一部機能が制限されます. |
ここではWindows用EndNote 7のトライアル版を使って説明を進めていきます.
EndNoteの起動とライブラリの作製・編集
1. [スタート]>[プログラム]>[EndNote]>[EndNote Program]で起動します[例; 図2.4.1].
2. ついで,「新しいライブラリを作る」,「ヘルプを見る」,「既存のライブラリを開く」の選択画面が現れます.ライブラリとは,集めた文献データをひとまとめにしておくフォルダのようなものです.
3. 初めて利用する場合は,「新しいライブラリを作る」を選択します[図2.4.2].
4. ライブラリに適当な名前をつけます.ここでは,「test.enl」という名前にしました. |
| 5. ライブラリ「test」の内容が表示されます(@ここでは空欄です).新たに文献情報を追加するには,メニューの[References]>[New Reference]で表示されるNew Referenceウインドウ(A)から入力します[図2.4.3]. |
| 6. ライブラリウインドウ[図2.4.4]内の文献データを選択し,右クリック(B)すると,新たな文献の追加や,既存の情報(C)の編集,他のライブラリへの移動,などを行うことができます.編集に関しては,選択してダブルクリックでも可能です. |
7. ライブラリ内のリファレンスデータの整理には,ソーティング機能が便利です.メニューから[References]>[Sort References]を選択します.著者,発行年などの項目別に昇順,降順に並べ替えが可能です.
8. 印刷は,メニューの[File]>[Print]か,ツールバーの印刷ボタンから行います.印刷プレビューはメニューの[Tool]>[Show Preview]を選択するとライブラリウインドウの下部に表示されます. |
リファレンスデータの表示書式・印刷書式の変更
印刷や表示の書式は初期設定の[Show All]以外にも約700もの投稿論文雑誌などの書式が用意されています.[Edit]>[Output Styles]>[Open Style Manager]に利用可能なスタイル(書式)の一覧があります.例えば,ある論文を雑誌「Nature」の参考文献の書式で表示させたい場合,Style Managerの中でNatureにチェックし閉じると,Output StylesにNatureの書式情報が追加されます.[Edit]>[Output Styles]>[Nature]を選択すると,ウインドウ下部にNatureの書式でリファレンスデータが表示されます[図2.4.5].
スタイルは用途に合わせて自分で作成することもできます.詳しくは本項の「リファレンスデータ表示書式のカスタマイズ」を参照してください. |
EndNoteの各種機能は,インターネット上の文献データベースと併用することで,最大限の活用が可能です.ここでは,
を説明します.
1. オンラインデータベースからのEndnoteへのデータのダウンロード方法
ISI社により提供されているオンライン文献データベース「Web of Science」[参照: 3.2.1]を例にとり説明します.ここでは,Web of Science検索結果画面が表示されているものとして説明を行います. |
検索結果から取り込みたい文献データにチェックを入れ,「Submit Marks」ボタン(@)を押します.これにより,自分でチェックした文献データのみのリスト(Marked List)が作成されます.Marked Listの表示には,「Marked List」ボタン(A)をクリックします.
得られた文献リストをEndNoteに取り込むには,Marked Recordsウインドウ[図2.4.7]で,「Export reference to software」ボタン(B)を押します.EndNoteが起動するので出力先のライブラリファイルを指定し保存します※1.
※1.Web of Science上からEndNoteのライブラリの新規作成はできません.出力先のライブラリは予めEndNoteで作成しておく必要があります. |
2. EndNoteからオンラインデータベースに接続し文献データをダウンロードする方法
1. とは逆に,EndNoteからインターネット上のデータベースに接続し,文献情報を取り込むこともできます.ここでは例としてオンラインデータベース「PubMed」を利用しますが,他のデータベースを用いる場合でも,同様の操作が可能です.
EndNoteを起動し,メニューから[Tools]>[Connect]>[Connect]を選択します.EndNoteから利用可能なデータベースの一覧が表示されます.ここで「PubMed」を選択し接続(C)します.PubMed検索ウインドウ(D)が開くので,キーワードを入力し,Searchボタンを押して検索を開始します.図2.4.8の例では,「laser」と「manipulation」の2語をAND検索しています |
| PubMedの検索結果ウインドウが表示されます[図2.4.9].検索結果ウインドウ上の文献情報から必要なものを選択し,右上の「Copy Reference to >」ボタン(E)から既存の,または新規ライブラリへ出力します.EndNote上で既にライブラリウインドウが開いている場合,選択&ドラッグ&ドロップも可能です. |
3. EndNoteがサポートしていないデータベースの文献データの取り込み方法
EndNoteに直接対応していないデータベースの情報は,テキスト形式で保存することで,EndNoteのインポート機能によりライブラリに取り込むことが可能です.ここではSciFinder[参照: 3.1 SciFinder Scholar]を例に説明します.
大まかな手順は,
1. データベースでの検索結果をテキスト形式(*.txt)で保存
2. 元データがSciFinderであることを指定
3. 先に保存したファイルを指定 |
です.
SciFinderの検索結果ウインドウにおいて,[File]>[Save as...]を選択し,ファイルを「Tagged Format (*.txt)」形式(F)で保存します.このとき,デスクトップへは保存できませんので注意してください. |
| 次にEndNote上で,メニューから[File]>[Import]を選択します.図2.4.11のウインドウが表示されたら,[Import Option]で[Other Filters]を選択します(G). |
| 表示されたデータベースの一覧[図2.4.12]から,出力元のデータベース形式を選択し,「Choose」ボタン(H)を押します.ここでは,元データベースは「SciFinder」です. |
| インポートフィルタが「SciFinder」に指定されたら[図2.4.13],「Choose File」ボタン(I)を押し,先ほどテキスト形式で保存したファイルを指定します.最後に,「Import」ボタン(J)を押ぜばインポートが完了します. |
リファレンスデータ表示書式のカスタマイズ
EndNoteでは,表示や印刷,テキスト形式への出力する際のデータ書式を,好みに合わせてカスタマイズすることが可能です.ここでは例として,著者,年,タイトルを「,(カンマ)」で区切る書式の設定方法を説明します.
メニューから,[Edit]>[Output Styles]>[New Style]と進み,現れたウインドウの左フレームの中から,[Bibliography]>[Template]を選択します[図2.4.14].ウインドウ右側の「Generic」ボックス(@)で書式を決定していきます.
手順
1. 「Insert Field」ボタン(A)を押し,「Author」を選択します.Genericボックスには「Author」と表示されます.
2. キーボードから「,」を入力します.Genericボックスで「Author,」と表示されます.
3. 再び「Insert Field」ボタンを押し,今度は「Year」を選択します.
4. 2と同様にキーボードから「,」を入力します.
5. 「Insert Field」ボタンから「Title」を選択します.
6. この時点でGenericボックスの表示は,「Author,Year,Title」となっているはずです.
7. [File]>[Save as...]でファイル名をつけて保存すればカスタマイズは完了です.決定した書式は,書式グループに追加されます.
作成した書式の呼び出し方については,本項の「リファレンスデータの表示書式・印刷書式の変更」を参照してください. |
ワープロソフトとの連携機能
MicrosoftのWordから,EndNoteの機能を呼び出すことが出来ます.Wordを起動し,メニューから[表示]>[ツールバー]>[EndNote7]を選択すると,EndNote7のツールバー[図2.4.15]が表示されます.このツールバーを使って,EndNote上で選択したデータをWordの文書へ挿入するなどの操作が可能で,論文執筆時の参考文献管理などに便利です. |
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